FC2ブログ

いしが城谷クリニック   スタッフ日記

日常茶飯事のなかに、 ココロとカラダがちょこっと幸せになるもの。 めっけるのだ。

02-07

2012

形勢不利の。

カラオケ店のお手洗いにて。

私が入って行くと、一人の人が手を洗い終え、
手を乾かす機械(これナンテ言うのでしょう?)で
ブオーンと手を乾かしていた。
2つある個室は使用中だった。
どうも友達同士らしく、「それでさ~」なんてしゃべっている。
(出てから、しゃべったらええのに。)

手を乾かし終えた人が出て行った。
なのに、ブオーンが止まらない。
止まらないどころではなく、ブオーン(休)ブオーン(休)と
一定の間隔で勝手に動いては鳴り止み、動いては鳴り止み・・・。

(なにこれ、恐い。)私は思った。
まるで透明人間がブオーンで遊んでるみたいな、
ちょっとおもしろいリズムで鳴り響いている。
「なに?!」個室の中の女子が叫んだ。
「いややん!なに!?恐い!」も一人も叫んだ。
(いや、私も恐いって!)
「キャー!」
「はよ、出よ!」
見えない恐怖もそうだろうが、見えている私も恐怖なのだ。

でもちょっと待って。なんか私が「はよ、出ろ~。はよ、出ろ~。」って
嫌がらせでブオーン、ブオーンやってるみたいやん!
そして、私は最善策として手洗い場から遠く離れた端っこに立った。
(どうだ、手は届かないわよ。この機械が壊れて勝手に動いているって証明できるわね。私は無実なのよ。)

・・・。止まった。
おーいブオーン。止まったらアカンやん!
ここは鳴り続けて、私の無実を証明する大事なシーンちゃうの?!
「これ、さっきから勝手にこんなんで、壊れてるみたいね~。」って
私言われへんやン!

そして、バタバタと女子中学生が慌てて出てきた。
ジーと私を見ている。
もう一つのドアも開き、もう一人の子も私を見ている。
先に出た女の子が、(この人が!)みたいな顔をして
アゴで私を指差した。ちょっと!なにを根拠に?!
(あぁそう・・この人が・・・。)みたいな顔で、その女の子も鋭い視線とアゴで
私を責めている。

お手洗いの端っこで、私は中学生2人に非難の冷たい視線を
あびていた。私は無実なのにだ。
し~~~~~ん。痛いくらいのし~~~ん。絶体絶命し~~~ん。
この状況に「フッ」と小さく笑った。

これがまた私のアカンところなのだが、どうでもよくなってしまった。
この女子中学生は、1000%私がブオーンの犯人だと確信している。
言い訳して、どうなるというのだ。
笑いが止まらなくなった。「フフフ。」

そして、二人は腕をからめて、お手洗いの壁づたいに私を遠巻きに
して走って出て行った。
廊下で叫んでいるのが聞こえた。
「なんなんあの人!」
「気持ちわるーい!」

ああ、なんとでもおっしゃいよ。
でも、ひとつだけ言っておくわ。
「あなたたち、手くらい洗っていきなさいよ。」
そんなことじゃ、ステキなレディになれなくてよ。


xiexie(Nさん、こんな「これからどうなるんや!?」話はシリーズ化にできますでしょうか?)

COMMENT

COMMENT FORM

  • URL:
  • comment:
  • password:
  • secret:
  • 管理者にだけ表示を許可する