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いしが城谷クリニック   スタッフ日記

日常茶飯事のなかに、 ココロとカラダがちょこっと幸せになるもの。 めっけるのだ。

08-09

2012

肝だめしの思い出

私が小学校の低学年の時だったと思う。
毎年行われる、学校での夏祭りで、「肝だめし」をやる
というのだ。

グランドでは模擬店がたくさん出てにぎやかだが、
暗い校舎の横にひっそりみんなを待ちかまえる、そう会場は体育館。

私は恐がりだ。正直ビビッていた。
同じくのMちゃんと「イヤや~」「恐い~」と言っていた。
「おばちゃんが一緒に行ってあげるから、」と役員のおばさんが
親切に申し出てくれた。
ヤッホー!救世主登場!

「じつはな・・・オバケは先生や役員のおっちゃんやから大丈夫。
秘密やで。な?恐くないやろ?」
秘密情報をこっちょりと教えてくれた。ナイス!

おばさんを真ん中に、Mちゃんと私はおばさんの長いスカートの
端を持って、いざ肝だめ、し!ゴー!ロクー!

うぅぅぅおぉぉぉ~~~~」前方横からいきなりオバケ登場!!
ぎゃーーーーー!!!!!!
Mちゃんと私はおばさんの長いスカートで顔をかくし、腰がぬけて座り込んで
しまった。スカートは腰がゴムで・・・わかっていただけるだろうか。
ちょ、ちょっと!離しなさい!はな、はなしなさーい!

目を開けるとおばさんはすごい事になっていた。
その光景に度肝をぬかれた私の腕を、白いシーツのオバケが
ひっぱっていた。「こら、手を離しなさい」。
あんたが離してよー!
ぎゃーーーーーーー!!!!!!
右も左も、もうなにがなんだかわからない近距離の恐怖。


おばさんは「もうスカート持つの禁止!」とズンズン歩いていく。
置いてかないで!オバケも恐いが、おばさんがもっとも恐い。
人間が一番恐いのか。待って!待って!
だが置いてかれるのは、もっともっと恐い。

体育館を出て、Mちゃんと私はおばさんに「ごめんなさい」をした。
むちゃくちゃ怒っていたが、(ごもっともですぅ・・・。)
最後は「あんたら汗びっしょりやん。カキ氷でもたべといで。」と
笑ってくれた。
おばさんは親切なだけではなかった。許す心をあわせ持つ
素晴らしい救世主だったのだ。

今思えば、大変申し訳ないことをしたと反省する。
シーツのオバケは声からしてあの男の先生だったと
推測するが・・・
大丈夫。私とMちゃんとオバケしか見てないし、
誰も知らない世界の出来事だ。

xiexie