FC2ブログ

いしが城谷クリニック   スタッフ日記

日常茶飯事のなかに、 ココロとカラダがちょこっと幸せになるもの。 めっけるのだ。

05-07

2012

チョウダノレツ・番外編

ずいぶんと前の話ですが。
つきたてのお餅が無料でいただけるという
なんとも有り難い列に、友達と並んでいた。

私たちの前に並んでいる親子。
「おもち、はやくたべたいね。」
小さな女の子が母親に言っていた。

お餅をついている時間は待つのだが、
つきあがると、結構早く列が進む。
女の子の番が来た。
器が軽く、お餅が重たいせいもあったと思う、コロコロと
お餅が地面に転がり落ちた。

手渡したおじさんが大声で言った。
「食べ物やねんで!粗末にしたらアカンやろ!」
その子の母親は平謝りだった。
「なんで食べ物を落とすんや!」おじさんは怒っていた。

この子、むっちゃお餅楽しみにしててんで。
わざとちゃうやん。
誰だって食べ物を落としてしまう事、あるんちゃうの!

怒っているおじさんの横で、配っていたもう一人のおばさんが、
「しっかりもってね。」と女の子に新しいお餅を手渡していた。

私の番が来た。おじさんの怒りはおさまらないようで、
「な?食べ物、粗末にしたらアカンやんな!
あの子、落とすんやで~!」と、私に言った。


・・・・・まだ言う?そりゃ、おじさんの言い分もあるだろう。
でもあの子、どんな気持ちやと思う?

「私はいいです。」私はとてもお餅を受け取る気持ちにならなかった。
「は?」とおじさんは言った。
列を離れた時、女の子がしっかり器をもって、ゆっくりゆっくり歩いていた。
(そうそう。その調子!)
友達が「ちょっと待ちや~!」と追いかけてきた。
(あ、友達忘れてた・・・。)

「はい、アンタの分。あのおばさんが、「あの人にも」ってくれはったで!」
振り返ると、おばさんがこっちを見て一礼した。
「ありがとうございますっ!」私は叫んだ。

そこらへんに腰掛け、友達とお餅を食べた。
「だから損するねんで。これ私の分けなあかんとこやったやん。
もらっときゃいいねん。もらっときゃ!」
友達が感謝してよとばかりに言っていた。
「はいはい、いつもフォローありがと。
のどつまりそうやから、ちょっと飲み物買って来て。」
「なんなんよアンタ!!!!!」

むこうで女の子がお餅を食べているのが見える。
(あのおじさんの事、気にしたらアカンねんで。)
って、私が一番気にしてるんだけど。

これで、列にまつわる話はおしまい。またいつか。
xiexie
スポンサーサイト